【恐慌の現実】190.第二のバブル崩壊が来る(5)

イーグルヒット管理者
(2012年2月21日 17:00) |

 

(5)延命のカンフル剤が枯渇寸前

 

 

多くの企業、NPO法人の経営アドバイザーをしているコンサルタント氏。彼は言った。

「かつてのバブル崩壊時は、それでも『24時間、働けますか?』のCMのような、先々への展望があった。いまはそれがない」と。展望が持てないいまの日本に、第二のバブル崩壊が襲いかかろうとしている――コンサルタント氏との対話の続きである。

 

seikatuhogo.jpg―― 展望が持てない日本社会。就職難に喘ぐ若者からすれば、自分たちの5年後、10年後の姿は、うつ病で求職中の上司、クビ切りで生活保護寸前の生活困窮の中高年という、まるで希望を抱けないようです。

 

「前回もお話したように、結局、日本の猿真似経済が、もう完全に世界から見放されようとしているわけです。しかし、そうした無個性、みんな同じが美徳とされ、そうした管理教育しか受けてこなかった中高年の多くは、今さら生き方を変えられない」

 

―― 日本が世界経済のけん引役を担っていた時代のモデルそのままですからね。経済論の世界だけでなく、実際に企業のグローバル化が待ったなしの今の状況に、多くの中高年はとてもついていけない。

 

「その通りです。実態はもう、完全にジャパンナッシング(日本無視)なわけですが、政府は金融円滑化法や雇用調整助成金などの一時のカンフル剤で、企業も労働者をも延命させているだけ。その延命の期限がそろそろ切れるころです。政府が消費税などの増税に躍起になるのも無理もありません。もはや延命のカンフル剤が枯渇寸前なのですから」

 

―― それが切れたときが、第二のバブル崩壊の始まりというわけですね。

 

                                       (この項、終わり)

 

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