※日本全国から収集された街角の景気状況をお伝えします。
◆出光興産は製油所の一時停止に踏み切ることを発表した。これまでの減産継続だけでは対応できないと判断し、4つある製油所のうち3製油所で合計で100日程度、精製設備を停止する。停止するのは、6月上旬から北海道製油所(北海道苫小牧市)を約1カ月程度停止し、9月以降、徳山製油所(山口県周南市)、愛知製油所(愛知県知多市)を順次一時的に停止する。
◆北海道稚内市のホテル経営「稚内シーポートプラザ」が2月24日に特別清算開始決定を受け、倒産した。稚内市が出資金の一部を拠出する第3セクターとして設立され、1994年に『稚内全日空ホテル』をオープンしたものの、客足が伸び悩み業績が悪化。多額の資金注入が議会のやり玉に挙げられたことから経営を断念し、新設した会社へ事業を譲渡し、清算目的会社となっていた。(負債総額約17億6000万円)
◆栃木県小山市の元廃棄物溶融リサイクル業「溶融技術」(旧商号:メルテック)が2月19日付で特別清算の開始決定を受け、倒産した。関東近郊のゴミ処理場の焼却灰を高温で溶融しリサイクルする事業を展開したが、多額の設備投資による借入金過多で資金繰りが悪化。09年に環境事業会社「DOWAエコシステム」への事業譲渡し、清算目的会社となっていた。(負債総額約27億円)
【コメント】
2月にも昭和シェル石油が工場の閉鎖を決めたが、出光興産も抜本的な体制の見直しを迫られているようだ。石油業界全体で日量約100バレルが余剰とされており、景気悪化による需要減という以上に石油産業自体が斜陽産業と化していく趨勢にあることを物語っているだろう...。







